VALUECA(バリューカ)は、2025年2月16日にリリースされたばかりの最新の後払いアプリです。
VALUECAは、満13歳以上であれば登録可能ですが、後払いでチャージができる「スマートクレカ」機能を利用するには審査が必要です。
そこでこの記事では、VALUECAの概要や審査のポイント、申し込み方法を詳しく解説します。
また、「VALUECAの審査に通らなかった」「タッチ決済非対応の店頭でも後払いを使いたい」という方は、VALUECAのような後払いアプリも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
VALUECA(バリューカ)の審査基準は?申し込み手順も解説
VALUECAは、SBI新生銀行グループの「アプラス」が提供するアプリ型のVisaプリペイドカードです。
アプリ内で発行するクレジットカード「スマートクレカ」により、後払いでチャージが可能です。
また、後払いアプリにはめずらしく「オートチャージ」機能が備わっており、事前に設定した残高を下回った際に自動でチャージが行なわれます。
以下に、VALUECAの主要な特徴をまとめました。
申し込み方法は画像つきで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
最短即日発行
VALUECAとは?「スマートクレカ」で後払い可能な決済アプリ

要件 | 詳細 |
---|---|
年齢条件 | プリペイド機能は満13歳以上(親権者の同意が必要) ※未成年はプリペイド機能のみ利用可能 |
チャージ方法 | ・クレジットカードチャージ ・Vポイントチャージ ・オートチャージ ・セブン銀行ATMチャージ |
ポイント還元 | 200円(税込)ごとにVポイントが1ポイント貯まる |
VALUECAは、SBI新生銀行グループの「アプラス」が提供するアプリ型Visaプリペイドカードです。
チャージした残高でQUICPay+(クイックペイプラス)や店頭でVisaのタッチ決済、オンラインショップなどで支払いできます。
利用に応じてVポイントが溜まるだけでなく、所持しているVポイントを1ポイント1円でチャージすることも可能です。(※利用にはVポイント利用手続きボタンより連携設定が必要)
特に注目されているのが「スマートクレカ」と「オートチャージ」機能です。これらを利用すれば、設定した残高を下回ったときに、自動で不足分を立て替えてチャージしてくれます。利用額は翌月末までに支払えば手数料は無料です。
いざというとき手もとに資金がなくても買い物できる、「後払い」サービスとして重宝するでしょう。
プリペイド機能であれば、満13歳以上であれば利用できるため、家族のお小遣い管理にも便利です。
VALUECAのチャージ方法は4種類
VALUECAチャージ方法は4種類と豊富です。
- スマートクレカ:アプリ内で発行するアプリ完結型のクレジットカード
- クレジットカードチャージ:アプラス発行のクレジットカードを登録
- Vポイントチャージ:手持ちのVポイントを1P=1円でチャージ
- セブン銀行ATMチャージ:ATMからチャージ
クレジットカードチャージは、アプラスが発行したクレジットカードのみ使用可能です。
また、アプリ内で発行する「スマートクレカ」を使えば後払いでチャージができます。なお、「スマートクレカ」の利用には、本人確認とアプラスの審査が必要です。
与信判断の2大ポイントは属性情報と信用情報
VALUECAで後払いを利用するには、アプリ内で「スマートクレカ」への申し込みが必要です。申し込みが完了すると、アプラスによる所定の審査が行なわれます。
実質的にクレジットカードと同じサービス内容であることから、一般的なクレジットカードと同様に「属性情報」と「信用情報」に基づいて審査が行なわれると考えられます。
属性情報(職業・年収・勤続年数 など)
安定した収入があるか、在籍確認が取れるか、本人確認書類に不備がないかなどがチェックされます。無職や極端に勤続期間が短い人は不利になりやすいです。
信用情報(クレジットやローンの支払状況 など)
クレジットやカードローンでの返済遅延歴や多重債務の有無が、信用情報機関のデータからチェックされます。
過去に支払い延滞や自己破産などの金融事故がある場合、審査落ちにつながりやすいでしょう。また、他社での借入額が年収と比較して高すぎるケースもリスクと判断されやすいです。
審査落ちのおもな原因と改善策
VALUECAスマートクレカの審査に落ちる理由としては、一般的なクレジットカードとほぼ同様の要因が考えられます。
おもな原因 | 改善策 |
---|---|
年齢不足・安定収入がない | アルバイトでもよいのでまずは定期的な収入を得る |
申し込み情報に不備・ 本人確認書類の不鮮明 | 住所や氏名を公式書類どおりに正確に入力し、鮮明な画像を提出 |
在籍確認が取れない | 連絡先の電話番号が実際の職場と一致させて日中でも対応できる体制を整える |
直近6ヵ月以内の 多重申し込み | なるべく短期間で複数のクレジットサービスに申し込まない |
信用情報に傷がある | 過去の延滞や債務整理があるなら記録が消えるのを待ち既存の支払いを遅れず続けて信用力を積む |
後払い機能を利用したいのに審査に落ちる場合、ほかの後払いアプリへ切り替えるという選択肢もあります。
VALUECAを使えないときでも、後払いに対応したサービスはいくつもあるので、後述のおすすめ決済アプリを参考に検討してみてください。
最短即日発行
VALUECA「スマートクレカ」の申し込み方法を解説

ここからは、実際にVALUECAを導入する手順を簡単に説明します。スマートクレカを利用する場合は、以下の流れで申し込んでください。
- アプリのダウンロード・ユーザー登録
- 本人確認書類の提出・スマートクレカの申し込み
- 決済方法の設定
アプリのダウンロード・ユーザー登録
まずはスマートフォンで「VALUECA」アプリを入手します。iPhone利用者ならApp Store、Android端末を使うならGoogle Playから入手可能です。
インストールが完了したらアプリを起動し、氏名・生年月日・住所などの基本情報や、メールアドレス、パスワードを登録します。

本人確認書類の提出・スマートクレカの申し込み
アプリ内で後払い(スマートクレカ)利用希望を選択すると、必要情報の入力画面が表示されるので、画面の指示にしたがって入力を進めましょう。

運転免許証やマイナンバーカードなどを撮影し、アプリ内からアップロードします。VALUECAでは以下の本人確認書類が使えます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 在留カード
- 日本国パスポート(2020年2月3日以前に申請した日本国発行のものに限る)
- 運転経歴証明書(2012年4月1日以降に発行したものに限る)
不鮮明な画像や有効期限切れ書類を送らないように注意しましょう。そのあと、顔写真を撮影して本人確認を行ないます。

本人確認が完了したら、注意事項に同意して、支払口座を登録すればスマートクレカの申請は完了です。

最短で当日〜数日以内に結果が通知され、審査に通過すればスマートクレカが使えるようになります。
決済方法の設定
VALUECAではリアルカードが提供されないので、店舗で使うときはQUICPay+やVisaのタッチ決済を利用します。
Apple PayやGoogle Payと連携しておけば、スムーズに決済が可能です。
VALUECA(バリューカ)以外のおすすめ後払いアプリ3選
「VALUECAの審査に通らなかった」「タッチ決済非対応の店頭でも後払いを使いたい」という方のために、おすすめの後払いアプリを3つ紹介します。
それぞれ仕組みが異なるため、特徴を把握するのに役立ててください。
バンドルカード ポチっとチャージ
サービス提供元 | 株式会社カンム |
後払いの方法 | ポチっとチャージを利用する |
事前審査の有無 | なし(ポチっとチャージは審査あり) |
使える場所 | Visa加盟店 |
貯まるポイント | なし |
- 安心のMUFGグループ
- 電話番号だけでVisaのプリペイドカードを発行
- 後払いで1回当たり最大5万円までチャージできる
「バンドルカード」はスマートフォンから即時発行でき、後払いもできるプリペイドカードです。
後払い機能「ポチっとチャージ」を利用すれば、最大5万円までアプリから簡単にチャージできます。返済はコンビニ・ネット銀行・銀行ATM(ペイジー)のいずれかで翌月末までに行なう仕組みです。
項目 | バーチャルカード | リアルカード | リアル+(+) |
---|---|---|---|
特徴 | スマートフォンで使うオンライン専用のバーチャルカード | 国内の実店舗でも使えるリアルカード | 海外でのショッピングや高額な買い物にも利用可能 |
発行手数料 | 無料 | 300円〜400円 | 600円〜700円 |
1回当たりの チャージ上限 | 3万円 | 3万円 | 10万円 |
月間の チャージ上限 | 12万円 | 12万円 | 200万円 |
ただし、「ポチっとチャージ」を利用する際は、入金額に応じて手数料が必要です。1回につき3,000円から上限金額まで1,000円単位で申し込みができます。
「ポチっとチャージ」の金額 | 手数料(1回あたり) |
---|---|
3,000円〜1万円 | 510円 |
1万1,000円〜2万円 | 815円 |
2万1,000円〜3万円 | 1,170円 |
3万1,000円〜4万円 | 1,525円 |
4万1,000円〜5万円 | 1,830円 |
支払い期限は入金月の翌月末日までの好きなタイミングで、以下の方法で支払い可能です。
- コンビニ
- セブン銀行ATM
- ネット銀行
- 銀行ATM(ペイジー)
リアルカードの発行も可能なため、Visa加盟店であれば一般的なクレジットカードと同様に利用できます。

ワンバンク(旧:B/43)あとばらいチャージ
サービス提供元 | 株式会社スマートバンク |
後払いの方法 | あとばらいチャージを利用する |
事前審査の有無 | なし(あとばらいチャージは審査あり) |
使える場所 | Visa加盟店 |
貯まるポイント | なし |
- Visaのプリペイドカードが家計簿アプリとセットに
- 後払いで5万円までチャージできる
- 夫婦やカップルで一緒に利用できる共通口座も
「ワンバンク(旧:B/43)」は、コンビニから現金を手数料無料でチャージでき、さらにクレジットカードのように後払いも可能な、両方の特徴を兼ね備えたプリペイドカードです。
後払いサービス「あとばらいチャージ」を利用すれば、最大5万円までの即時チャージが可能で、支払いは入金月の翌月末日までお好きなタイミングで行なえます。
ただし、入金額に応じて以下の手数料がかかります。
申請金額 | 手数料 |
---|---|
3,000円〜10,000円 | 500円 |
11,000円〜20,000円 | 800円 |
21,000円〜30,000円 | 1,150円 |
31,000円〜40,000円 | 1,500円 |
41,000円〜50,000円 | 1,800円 |
プリペイドカードは事前審査なしで発行できますが、あとばらいチャージの際は独自の簡易審査が行なわれます。
ただし、ワンバンクではVALUECAのように信用情報の確認がないため、比較的審査が通りやすいと考えられるでしょう。
また、ICチップ付きカードの発行も可能なため、実店舗での支払いもスムーズです。

ナッジカード いつでも好きなだけ返済
サービス提供元 | ナッジ株式会社 |
後払いの方法 | クレジットカード払いを利用する |
事前審査の有無 | あり |
使える場所 | Visa加盟店 |
貯まるポイント | なし |
- 最短で即日発行
- 18歳以上であれば高校生でも発行可能
- 支払い回数や金額、支払い日を自由に決められる
「ナッジカード」は、最短で当日発行可能な次世代型クレジットカードです。
18歳以上であれば、高校生でも申し込める独自の審査基準を採用しています。
一般的なクレジットカードと違い、取引確定月の翌々月末までの好きなタイミングで支払える「いつでも好きなだけ返済」を利用できる点が特徴です。
いつでも好きなだけ返済 | ・翌々月末までの好きなタイミングで支払える ・何回に分けて支払ってもOK ・金額も自由に決められる |
月1回おまとめ払い | ・一般的なクレジットカード同様、銀行口座から自動引落し ・返済日:取引確定月の翌月20日 |
ただし、「いつでも好きなだけ返済」の返済期日は取引確定月の翌々月末ですが、利息は翌々月の1日から発生するため注意しましょう。翌月末までなら利息は発生しないので、早めの返済がおすすめです。
カードは審査完了からおよそ5営業日で届きます。カードデザインが豊富に用意されているため、お好みのカードを選びましょう。

VALUECA(バリューカ)のメリット・デメリット
ここからは、VALUECA(スマートクレカ機能つき)を実際に使ううえで知っておきたいメリット・デメリットを整理します。
【メリット①】Vポイントが貯まる・チャージに活用できる
【メリット②】カードレスで最短即日発行可能
【デメリット①】Visaタッチ決済やQUICPay+対応店舗以外の店頭では使えない
【デメリット②】後払いの支払い遅延リスクは通常のクレカ同様
【メリット①】Vポイントが貯まる・チャージに活用できる
VALUECAは200円の利用ごとにVポイントが1ポイント貯まり、貯まったVポイントを1ポイント=1円としてチャージに活用できます。
クレジットカードのなかには還元率が高いものもありますが、審査が厳しく発行できない方もいます。
その点、VALUECAはアプリの利用登録時にVisaバーチャルカードが発行され、審査なしでプリペイドカードとして利用できます。
オンラインストアや実店舗での利用でポイントを貯めたい人に適しています。
【メリット②】カードレスで最短即日発行可能
VALUECAはアプリをインストールして初期登録を行なえば、Visaブランドのバーチャルカードが即時発行されます。
すぐにオンラインショッピングやQUICPay+、Visaタッチ決済に活用できるので、急ぎで支払い手段がほしいときでも便利です。
また、事前に設定したチャージ残高を下回った際に自動で入金されるオートチャージ機能を備えています。
都度チャージ残高を確認したり手動で入金したりする手間がなく、プリペイド残高の管理が面倒だと感じる人でも快適に利用できます。
【デメリット①】Visaタッチ決済やQUICPay+対応店舗以外の店頭では使えない
VALUECAはカードレスタイプのため、実店舗では「QUICPay+」か「Visaタッチ決済」対応の店舗でしか利用できません。
店舗によっては利用できない場合があるので注意しましょう。
本記事で紹介した「バンドルカード」や「ワンバンク(旧:B/43)」などは、リアルカードを発行できるため、タッチ決済非対応店舗でも利用しやすいメリットがあります。
【デメリット②】後払いの支払い遅延リスクは通常のクレカ同様
スマートクレカで立て替えた金額は「借入れ」として扱われ、所定の期日までに返済しなければなりません。
VALUECAのスマートクレカは一見簡易審査タイプの後払いアプリに見えますが、与信審査や信用情報が確認される点は一般的なクレジットカードと同じ存在です。
利用月の翌月27日に設定した口座から引き落としされるため、口座残高が不足していると延滞となり、利息が発生するため一日でも早い返済が重要です。
信用情報にも履歴が残るリスクがあるため、返済期限は必ず守り、利用額は自分の支払い能力に見合った範囲に抑えることをおすすめします。
まとめ
本記事では、SBI新生銀行グループのアプラスが提供するVisa決済アプリ「VALUECA」について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- VALUECAはVisaプリペイドカード型の決済アプリ
- 「スマートクレカ」を使えば後払いが可能
- プリペイドカードは13歳以上から利用でき、200円ごとにVポイントが貯まる
- 4種類のチャージ方法がある
- リアルカードは発行されないためVisaタッチ決済やQUICPay対応店舗以外では使えない
- 一部店舗で利用制限があるほか支払い遅延にはクレジットカード同様のリスクがある
VALUECAは、ポイント還元や即日発行といった魅力的な特徴を持つ一方、利用制限や支払いリスクにも注意が必要です。
自分のライフスタイルに合った決済アプリを選ぶために、VALUECAの特徴をしっかりと理解し、利用を検討することをおすすめします。