【ソーシャルレンディングとは】 ◆本文1◆ ソーシャルレンディングとはネット上でお金を借りたい人や企業とネット上でお金を貸したい人と企業を結びつける融資仲介サービスです。 2005年にイギリスで始まった、個人と個人がネット上で小口の融資を行えるサービスが今のソーシャルレンディングの原型となっています。 その後、法整備等の問題から個人間の融資を行うサービスは撤退や休止状態になり、代わりに国内では投資家から集めた資金を企業に融資をして配当や分配を出すサービスが一般的となりました。現在では、貸付型・フォンド型といわれるサービスが成長しています。国内で出資ではない融資を行う場合、貸金業としての登録が必要になります。また不特定多数から出資を集めて融資の仲介を行うために匿名組合出資契約を募集するための第二種金融商品取引業の登録も必要になっています。 ◆本文2◆ ソーシャルレンディングの投資家から見たメリットは5~6%を中心に高利回りの案件が多くなっているということです。また株式等の相場と相関関係がないという理由で、サテライト投資として銀行の普通預金に預けてあるような働いていないお金を短い期間で働かせるのにも向いている投資手法になっています。 案件の中には期間が長い投資のものもあり、期間が長い案件の投資は、利回りが高くなる可能性もある一方でリスクも高くなります。3カ月や6カ月などの短い期間で運用が終わるような案件は、利回りも下がりますがリスクも下がります。高いリスクは避けたいと考えている方は、期間が短い案件を中心に投資をするのがオススメです。高利回りの投資ももちろん選択肢としては良いですが、高利回りという事はリスクがあるという事を肝に銘じておきましょう。 ◆本文3◆ ソーシャルレンディングは投資家と借手の両方にメリットがある仕組みとなっています。 しかしながら、投資家にとっては具体的な投資先が見えない為に、貸倒リスクがどの程度あるのかわからないなどリスクがあることも確かです。 最近では貸倒リスクは不動産などを担保にしている案件も多く、かなりリスクは低減されてきており、比較的投資がしやすくなっています。高金利の投資手法をみすみす見逃して普通預金や定期等に預けていてもお金が増えることは見込めないので、ソーシャルレンディングという選択肢を検討してみるのも良いかもしれません。まずは低額で短期で運用が終わるリスクが低い案件から始めてみることがお勧めです。人気がある案件は募集がすぐに終わってしまう場合があるので、早く申し込みをするためにソーシャルレンディング事業者の口座開設を先に済ませておくと良いでしょう。