インターネットで注文できる出前・デリバリーが増え、さまざまなジャンルの食事を手軽に楽しめるようになりました。いつもと違うものを食べたい気分の日や、忙しいときなどに便利です。
こうしたサービスを後払いで利用するには、クレジットカードが必要だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、クレジットカードを使わなくても後払いにできる出前・デリバリーもあるので紹介します。また、後払いにおすすめの支払い方法も説明するので、ぜひ自分にぴったりのサービスを見つけてくだささい。
すぐに出前・デリバリーで後払いを利用したい場合は、後払いに対応しているバンドルカードやワンバンク(旧:B/43)などのプリペイドカードを活用するのもおすすめです。
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後払いに対応している出前・デリバリー
まずは、クレジットカードを使わなくても後払いにできる出前サービスを紹介します。
- 出前館
- デリズ(DELIS)
- ウーバーイーツ(Uber Eats)
- ウォルト(Wolt)
- menu
- ビザハット
- 7NOW
- 楽天マート(旧:楽天西友ネットスーパー)
いずれも複数の支払い方法があり、好きなものを選べます。すでに利用したことがあるサービスでも、より自分に合う注文のしかたが見つかるかもしれません。
出前館

出前館は、全国10万店舗以上の出前・デリバーリー店にすぐに注文できるサービスです。Webサイトのほか、スマートフォンアプリからも利用できます。
加盟店のなかには、もともと配達を行なっていなかった飲食店なども少なくありません。本サービスでは、こうした店舗にも配達機能を提供し、食事をユーザーの自宅まで届けています。
出前館がサポートしている支払い方法は、次のとおりです。
- クレジットカード(後払い)
- ドコモ・au・ソフトバンクのキャリア決済(後払い)
- PayPay
- Amazon Pay
- Apple Pay
- ポイント払い
- 代引き(現金払い)
クレジットカードのほか、大手キャリア決済(携帯電話の通信料と合算して支払い)でも後払いが可能となっています。
デリズ(DELIS)

デリズは、東京・神奈川・名古屋・大阪・福岡で利用できる出前サービスです。30種類以上のデリバリーブランドのメニューから食べたいものを選び、Webサイトで注文すれば自宅まで届けてくれます。
「ラーメン」と「ステーキ」のように異なるジャンルの食事を注文しても、一緒に届けてもらえる点は本サービスの特徴でしょう。家族で出前をとるときなどに食べたいものが違っても、ジャンルを合わせる必要がありません。
デリズは、以下の支払い方法をサポートしています。
- クレジットカード(後払い)
- atone(後払い)
- Paidy(後払い)
- Amazon Pay
- メルペイネット決済
- ポイント払い
- 代引き(現金払い)
クレジットカード以外では、atoneとPaidyによる後払いも可能です。これらの支払い方法については、本記事の後半で詳しく説明します。
ウーバーイーツ(Uber Eats)

ウーバーイーツは、さまざまな国に展開されている出前サービスです。日本では500以上の都市で利用でき、店舗が対応していれば食料品や日用品も届けてもらえます。
同サービスには多数の飲食店などが登録されているので、近くの店舗を見つけやすいでしょう。注文すると、配達員が商品を受け取り、自宅まで届けてくれる仕組みです。
ウーバーイーツでは、以下のいずれかの方法で支払えます。
- クレジットカード(後払い)
- デビットカード
- PayPal(Web版のみ)
- PayPay
- LINE Pay
- Apple Pay
- Uber Cash
- 代引き(現金払い)
詳しくは、「ウーバーイーツの後払いにおすすめの支払い方法8選」にて解説しています。
後払いについては、クレジットカード以外にPayPayにも対応しているのがポイントです。PayPayは基本的にはチャージして使う決済アプリですが、後述する方法を使えば後払いもできます。
ウォルト(Wolt)

ウォルトも世界展開のサービスであり、日本では北海道から沖縄までの多数のエリアで利用できます。食事だけでなく、食料品や日用品も注文可能です。
支払い方法としては、以下をサポートしています。
- クレジットカード(後払い)
- DINERSのデビットカード
- PayPay
- 楽天ペイ
- Apple Pay
- Google Pay
- 代引き(現金払い)
クレジットカードを使わずに後払いにしたい場合は、PayPayを使う方法がおすすめです(詳しくは後述します)。
なお、安全に配慮して、ウォルトでは「置き配」が標準となっています。置き配ができない代引きでの注文については、1回1万円、1日の合計で6万円が上限です。
menu

menu(メニュー)は、全国の店舗から食事の出前がとれるほか、食料品や日用品も注文できるサービスです。また、デリバリーだけでなく、テイクアウトにも対応しています。
デリバリーは、商品を配達員に届けてもらう注文方法です。これに対して、テイクアウトでは事前に注文した商品を店舗で受け取るので、配達料がかかりません。
menuは、以下の支払い方法をサポートしています。
- クレジットカード(後払い)
- au PAY
- Apple Pay
- ポイント払い(Pontaポイント)
後払いでの注文は、クレジットカードのほか、au PAYでも可能です。au PAYではチャージして支払うのが基本ですが、後述する方法により実質的に後払いになります。
ビザハット

ビザハットは、ビザを中心とするデリバリーとテイクアウトのサービスです。
デリバリーでは、定価に配達料が含まれているため、合計金額がわかりやすいでしょう。テイクアウトの場合は、定価の30%オフで注文できます。
ビザハットでは、以下の方法での支払いが可能です。
- クレジットカード(後払い)
- au・ソフトバンクのキャリア決済(後払い)
- PayPay
- d払い
- au PAY
- 楽天ペイ
- メルペイ
- Apple Pay
- Google Pay
auかソフトバンクのユーザーであれば、クレジットカードを使わなくてもキャリア決済で後払いが可能です。また、詳しくは後述しますが、PayPay・d払い・au PAYを使った後払いの方法もあります。
なお、ビザハットはウーバーイーツ経由で注文することも可能です。
7NOW

7NOW(セブンナウ)は、セブン-イレブンの商品をデリバリーするサービスです。北海道と、福島から鹿児島までの一部エリアに対応しています(2024年12月時点)。
注文した商品は最短20分で届けてもらえるので、食事を手早くすませたいときにも便利でしょう。
7NOWでは、以下の支払い方法をサポートしています。
- クレジットカード(後払い)
- PayPay
- d払い
- au PAY
- ポイント払い(nanacoポイント)
PayPay・d払い・au PAYは、後払いに特化した決済手段ではありません。しかし、後述する方法によって後払いにもできます。
楽天マート(旧:楽天西友ネットスーパー)

楽天マートは、楽天が運営する倉庫型ネットスーパーです。首都圏・関西圏の約1,200万世帯で利用できます(2024年9月時点)。
品ぞろえは一般的なスーパーと変わらないため、弁当や惣菜のほか、食料品・日用品も注文可能です。ペットボトル飲料などの重いものを買うときも、自宅まで運んでもらえるので便利でしょう。
楽天マートの支払い方法は、以下のなかから選べます。
- クレジットカード(後払い)
- 請求書払い(後払い)
- ポイント払い(楽天ポイント)
請求書払いは、のちほど送付される払込用紙で支払う方法です。コンビニのほか、auのキャリア決済でも支払えます。
クレジットカード対応店舗ならプリペイドカードでも後払いに!
出前・デリバリーの多くは、クレジットカードに対応しています。本記事で紹介したサービスはカード払い以外でも後払いが可能なものばかりですが、なかにはクレジットカードしか使えない店舗もあるでしょう。
そのような場合は、プリペイドカードを利用するのもおすすめです。例えば、Visaでカード払いができる店舗であれば、多くの場合はVisaのマークが付いたプリペイドカードも使えます。
とはいえ、プリペイドカードはあらかじめチャージしてから支払う前払い方式のため、通常の使い方では後払いになりません。しかし、後払いでチャージできるサービスを利用すれば、実質的にクレジットカードと同じような使い方ができます。
出前の後払いにおすすめの支払い方法7選
出前・デリバリーを後払いにするには、以下の2つの方法がおすすめです。
- 後払いでチャージできるプリペイドカードを利用する
- 決済サービス独自の後払い機能を利用する
ここからは、上記の方法で支払いが可能な支払い方法を紹介します。
- バンドルカード
- ワンバンク(旧:B/43)
- atone
- Paidy
- PayPay
- d払い
- au PAY
いずれも出前・デリバリーだけでなく、いつもの買い物などにも利用しやすいサービスです。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
バンドルカード
バンドルカードも、1回5万円までを後払いでチャージできるプリペイドカードです。
以下の3タイプのカードを利用できます。
バーチャル | スマートフォンで使うオンライン専用のバーチャルカード |
リアル | 国内の実店舗でも使えるリアルカード |
リアル+(プラス) | 海外でのショッピングや高額な買い物にも利用可能 |
「バーチャル」タイプは申し込めばすぐに利用できますが、「リアル」および「リアル+(プラス)」は別途発行が必要です。いずれもVisaブランドなので、出前やデリバリー以外にも使いやすいでしょう。
後払いによるチャージには、「ポチっとチャージ」機能を利用します。所定の手数料がかかりますが、支払い期限を翌月末とすることが可能です。
後払いでチャージした金額は、期限までに以下の場所から支払います。
- コンビニ(ファミリーマート・ローソン・ミニストップ・セイコーマート)
- セブン銀行ATM
- 銀行ATM(Pay-easy)
- ネット銀行
ワンバンク(旧:B/43)
ワンバンク(旧:B/43)は、後払いで1回5万円までチャージできるプリペイドカードに、家計簿アプリがセットなったサービスです。プリペイドカードは、用途に合わせて以下の3タイプから選べます。
マイカード | 1人分の生活費の管理におすすめ |
ペアカード | 同棲カップルなど2人の家計管理におすすめ |
ジュニアカード | 親子のお金の管理におすすめ |
後払いでチャージするには、カードを発行して本人確認を行なったうえで「あとばらいチャージ」に申し込みます。所定の手数料がかかりますが、急な支払いが必要になったときなどに便利でしょう。
後払いにした金額は、翌月末までに以下のいずれかから支払います。
- セブン銀行ATM
- コンビニ(ファミリーマート・ローソン・ミニストップ・セイコーマート)
- 銀行ATM(Pay-easy)
- ネット銀行
なお、ワンバンクカードの国際ブランドはVisaとなっています。全国のVisa対応店で利用できるので、普段使いにも便利です。
atone

atone(アトネ)は、ネットショッピングで使える後払い決済サービスです。通販向けの「NP後払い」などを提供するネットプロテクションズが運営しています。
同サービスは、対応店でしか利用できません。しかし、クレジットカードを使わず携帯番号とメールアドレスのみで後払いにできるので、よく使う店舗が対応している場合は便利でしょう。
注文の際の支払い方法としてatoneを選択すると、翌月1日から3日の間にメール・SMSで請求が届きます。支払いは、期限までに以下の方法で行ないます。
- コンビニ払い
- 銀行ATM
- 口座振替
あと払いペイディ

Paidy(ペイディ)は、Visaの対応店で分割払いができるサービスです。ペイディカードを申し込むとネットショップ用のバーチャルカードが発行され、出前・デリバリーなどに使えます。
また、リアルカードを発行すれば、Visaに対応した実店舗での支払いも可能です。クレジットカードと変わらない使い勝手で、普段の買い物にも利用できるでしょう。
Paidyで買い物をすると、翌月1日から5日の間にメール・SMSで請求が届きます。支払いは27日までに、以下の方法で行ないます。
- コンビニ払い
- 銀行振込
- 口座振替
分割払いへの変更は、商品を購入したあとにアプリから行ないます。基本的には3回払いとなりますが、店舗が対応していれば6回または12回払いも可能です。口座振替か銀行振込での支払いとすれば、分割手数料はかかりません。
PayPay

出前・デリバリーを含め、支払い方法としてPayPayをサポートしているサービスは少なくありません。PayPayでは残高から支払う使い方が基本ですが、チャージの際には以下の方法が利用できます。
- PayPayカード(後払い)
- PayPayクレジット(後払い)
- ソフトバンクのキャリア決済(後払い)
- 銀行口座
- セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM
- Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金
「PayPayカード」は、PayPayへのチャージができるクレジットカードです。PayPayカードを登録することで、PayPay独自の後払い機能である「PayPayクレジット」を利用できます。
また、PayPayカードを持っていない方でも、「支払い方法の管理」>「PayPayカード以外のカード追加」からお手持ちのクレジットカードや、後払いに対応しているB43などのプリペイドカードを設定することができます。

ソフトバンク(ワイモバイル・LINEMOを含む)のユーザーには、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」も後払いの選択肢となるでしょう。こちらは、ソフトバンクが提供するキャリア決済で、チャージ代金を月々の通信料と合算できます。
d払い

出前・デリバリーのWebサイトやアプリがd払いに対応している場合も、後払いで注文できます。d払いでは、以下の支払い方法を選べるためです。
- dカードなどのクレジットカード(後払い)
- ドコモのキャリア決済(後払い)
- d払い残高
dカードを持っている場合は、クレジットカード払いがお得でしょう。還元率が通常の+0.5%となり、税込200円ごとに2ポイントが貯まります。
また、ドコモユーザーであれば、キャリア決済(電話料金合算払い)によるチャージで後払いにすることも可能です。
au PAY

au PAYには、後払いも含めて以下のチャージ方法があります。
- au PAY カードなどのクレジットカード(後払い)
- auのキャリア決済(後払い)
- Pontaポイント
- auじぶん銀行などの銀行口座
- ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM
- au PAY スマートローン
- au PAY ギフトカード
- auショップ
各種クレジットカードのほか、auユーザーであればキャリア決済(auかんたん決済)を利用することで、チャージを後払いにできます。
なお、店舗がau PAYに非対応の場合は、「au PAY プリペイドカード」の発行も検討すると良いかもしれません。こちらはMastercardのプリペイドカードで、au PAYのアプリと共通の残高を使用します。そのため、上記の方法でチャージしておけば、全国のMastercard対応店で利用できます。
出前の後払いに適した支払い方法の選び方
本記事では、後払いができる出前・デリバリーと、おすすめの支払い方法を紹介してきました。実際にどの決済サービスを使うかは、ライフスタイルに応じて決めることが大切です。
- 出前をとりたい店から選ぶ
- ポイントサービスの有無で選ぶ
- よく使う決済サービスを利用する
- 支払い方法で選ぶ
これらを参考にしながら、ぜひ自分にぴったりのサービスを選んでください。
出前をとりたい店から選ぶ
出前・デリバリーの選択肢は豊富にありますが、「気に入った店なら何度も利用したい」という人も多いのではないでしょうか。
しかし、どの支払い方法が使えるかは、店舗によって異なります。そのため、決済サービスは利用したい店舗が対応しているもののなかから選ぶのも一つの方法です。
ポイントサービスの有無で選ぶ
決済サービスは、ポイントサービスを提供している場合があります。具体的にはVポイントのほか、Pontaポイント・nanacoポイント・楽天ポイントなどが挙げられます。
少しでもお得に決済サービスを利用するには、ポイントサービス付きのものを選ぶのがおすすめです。すでに使い慣れたポイントカードなどがある場合は、同じ種類のポイントを貯めたり使ったりできる決済サービスを選ぶとよいでしょう。
よく使う決済サービスを利用する
決済サービスの活用シーンはさまざまです。例えば、ネットショッピングや通販、コンビニ・スーパーや飲食店などで利用できます。
こうした場面で決済に活用しているアプリなどがすでにある場合は、後払いに対応しているかどうか確認してみましょう。チャージ方法や設定を少し変えることで、よく使う決済サービスを利用して出前・デリバリーも後払いにできるかもしれません。
支払い方法で選ぶ
後払いで利用した金額は、期限までに支払う必要があります。その際の支払い方法は決済サービスにより異なるので、なるべく自分に合っているものを選びましょう。
例えば、あまりコンビニに行かない人がコンビニ払いで後払いを利用するのは、うっかり支払いを忘れてしまうこともあるので要注意です。